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BGMと音量バランスの基礎

はじめに

こんにちは、水先ナビィです。
Vtuber配信において「声」はもちろん主役です。しかし、声だけでは「無音の間」が重たくなってしまったり、全体の雰囲気が単調になってしまうことがあります。そこで力を発揮するのが BGM(背景音楽) です。

BGMは配信に「雰囲気」と「安心感」を与えてくれます。ですが、ここで落とし穴がひとつ。音量バランスを間違えると、かえって視聴者のストレスになる のです。声が聞こえにくい、BGMがうるさい、ゲーム音にかき消される――これらは初心者配信で非常によく起こる問題です。

この記事では「BGMの選び方」と「音量バランスの整え方」を、初心者にも分かりやすいステップで解説していきます。


1. BGMの役割を理解する

1-1. 雰囲気づくり

雑談なら柔らかいBGM、ゲームなら緊張感のあるBGM。雰囲気を左右する要素としてBGMは欠かせません。

1-2. 無音を埋める

トークに間が空いたときも、BGMが流れていれば「沈黙感」が和らぎます。リスナーは安心して視聴を続けられます。

1-3. 演出効果

歌枠でのオープニングやエンディング、重大発表のときなど、BGMは「ここは特別だ」と伝える演出にもなります。


2. BGMを選ぶポイント

2-1. 著作権フリーを徹底

配信で使えるBGMは必ず「利用可能なもの」に限ります。フリー素材サイトや有料素材サービスを利用しましょう。YouTubeオーディオライブラリやDOVA-SYNDROMEなどは初心者の強い味方です。

2-2. 配信ジャンルに合わせる

  • 雑談枠:明るく軽快、ループしやすい曲

  • ゲーム枠:ゲーム音を邪魔しないシンプルな曲

  • ASMR:環境音や落ち着いたアンビエント系

  • 歌枠:MC部分だけにBGMを敷く(歌唱中は不要)

2-3. 長時間ループできるか

短すぎるBGMは繰り返しが目立ってしまいます。5分以上のループ用BGMを選ぶと安心です。


3. 音量バランスの基本

3-1. 声を主役に

  • 声が常に一番前に聞こえるようにする

  • BGMやゲーム音は「声より小さい」ことが鉄則

3-2. 音量メーターの目安

  • マイク音声:OBSで「黄色ゾーン」に届く程度

  • BGM:マイクより -5dB〜-10dB 下げる

  • ゲーム音:BGMと同じか少し小さめ

3-3. 実際に耳で確認

メーターだけでなく「録音して聞く」「テスト配信で聞く」ことが大切です。自分の声が埋もれていないかをチェックしましょう。


4. よくある失敗例と対策

失敗1:BGMが大きすぎる

→ 対策:BGMの音量を思い切って下げる。自分には小さく聞こえても、視聴者にはちょうど良い場合が多い。

失敗2:ゲーム音が爆音

→ 対策:ゲーム内の音量設定を調整。OBSだけでなく「ゲーム内の設定」でBGMとSEを個別に下げる。

失敗3:無音が長く続く

→ 対策:雑談配信では常にBGMを敷いておく。ゲーム配信でも静かな場面に合わせてBGMをONにすると安心感が増す。

失敗4:急に音量が変わる

→ 対策:フェードイン・アウトを設定する。OBSのオーディオ設定で「フェード時間」を調整すると自然に切り替わる。


5. 実践ステップ:配信前チェックリスト

  1. OBSでマイク音声が黄色ゾーンに入っているか確認

  2. BGMは -5dB〜-10dB に設定

  3. ゲーム音はBGMより少し小さめ

  4. テスト録画を30秒行い、聞き返す

  5. コメントで「音量バランス大丈夫ですか?」と確認する


6. 配信の雰囲気を作る小技

  • シーンごとにBGMを変える

    • 待機画面:明るく軽快な曲

    • 本編:落ち着いた曲やゲーム音重視

    • 終了画面:しんみり、またはエンディング曲

  • イベント用BGMを用意する

    • 誕生日配信や記念枠には特別BGMを流すと雰囲気が盛り上がります。

  • 効果音を加える

    • 拍手音やジングルを短く入れると、配信がテレビ番組のように華やかになります。


7. EvoRevolutionHubに相談できること

音響周りは初心者が一番つまずくポイントです。マイクの設定やOBSの音量調整、BGMの選び方など、最初は試行錯誤で大変です。

EvoRevoHubでは:

  • 著作権フリーBGMの導入支援

  • 音質改善のための個別アドバイス

  • 提携クリエイターによる音源制作
  • MIXやレコーディング対応

といったサポートが可能です。個人で解決しにくい部分こそ、専門的なサポートを活用すると安心です。


終わりに

BGMと音量バランスは「目立たないけれど大切な要素」です。違和感がなければ意識されませんが、間違えると強く不快に感じられてしまいます。

「声が主役」「BGMは小さめ」「ゲーム音は控えめ」――この3つを意識するだけで、配信の聞きやすさは格段に向上します。

快適な音環境を整えて、視聴者に「長く聞いていたい」と思ってもらえる配信を目指しましょう。

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