

はじめに


アプローチしなければならない層はどこ?
観光客の誘致を例にお話しします。
XX市観光情報サイトを立ち上げると「どの層」に効果的でしょうか?
自分が観光に行く際の行き先決定プロセスをイメージしてみるとわかりやすいですが、「XX市 観光」等で検索する層です。
つまり「検索」以降の層になります。
名前も知らない、興味もない自治体名で検索する事は極めて少ないのは、イメージがしやすいかと思います。
多くの施策を行っているが、結果が出ないという自治体は多くありますが、認知や関心を醸成する段階で、それ以降の施策を行っているのが原因ではないでしょうか?
移住促進を目的として「自治体HPに子育て支援情報を掲載する」だけではなく、「XX市」をまずは知ってもらうことが重要だと考えています。
認知を増やすには?
積極的にこの自治体の情報を見に行こうとなった事のある方は多いでしょうか?
一般には少数だと思われます。理由は単純でわざわざ調べるほど関心が高いわけではないからです。
では、そんな層にこの自治体面白そうだなと思わせるには、どうするべきでしょうか?
我々は、まず目に入る状況を作る事だと思っています。
例えば、美味しそうな食事や楽しい旅動画がSNS等で流れてきた場合どうでしょうか?
「いい景色だな、今度行ってみようかなどこなんだろうか?」となる可能性が高まるイメージはございませんか?
昨今ではご当地VtuberやゆるキャラVtuber等を活用して、情報発信している自治体もありますが、自治体からの情報発信だけでは届かない層に情報が届くと思いませんか?そして、自治体名を覚えてもらいやすいと思いませんか?


自治体に関心を持って貰うには?
認知が向上した時に何をすればよいのでしょうか?
具体的なイメージを閲覧者に合わせて提供する事です。例えば、観光に来て欲しいのであれば、具体的にファミリー層なのかバイク旅行者なのか等を検討し、その方々がどんな観光が出来るのか?動画等で訴える等が一例です。
昨今の若年層の特性に、「失敗を避ける」があります。イメージがつかないと、「実は観光場所が遠い」「お昼ご飯がおいしくなかった」「宿が思っていたのと違った」等失敗がありえます。こういった不安をケアするように動画等でアピールすることが重要です。地域のPR動画等が有効になるかと思います。
失敗をさせない為には?
関心を持つ(例えば観光に行こうかなと思い始めた)方は、検索しより詳細な情報を集め始めます。その際重要になるのが、口コミです。良いなと思ったお店でも、口コミを見てやはり行かなかったという経験はあるのではないでしょうか?
失敗をしたくないので、他の人の意見を参考にするという傾向は、増加しています。悪い口コミはどういう時に発生するか?ギャップがあったときだと私たちは考えています。
500円の定食が、フレンチのコースより美味しくなかったでは悪い口コミになりません。値段に見合った価値がない時や、期待していた対応がなかった時が、ポイントになります。
良いところだけでなく、気を付けるポイント等も含めた情報発信が重要になります。その為にも、実際に訪れる方目線での注意点等を事前に知れるような仕組みとして参考となる動画等が大事となります。


実際に行動してもらうには?
「よし、ここに観光に行こう」となるには、他よりもここに行きたいと思ってもらう必要があります。行きたいなと漫然と思いつつ、行ったことのない観光地があるのではないでしょうか?
・準備が面倒だから
・今じゃなくても良いから
・金銭的に困難だから
このあたりが大きな要因としてあがるものになります。
宿の手配や、旅程、現地で何をして、何をお土産にするのか、なぜ今なのか。考えるのは大変なので、自治体側がおススメを出していくことが大事になります。観光客として呼び込みたい地域から、どうやって来たらどのくらいかかり、途中でこういうことが楽しめます。現地ではこういうことができて、このくらいの時間がかかります。こういうプランだと比較的安くいろいろできますよ。今なら紅葉のシーズンでこういう写真を撮れますよ。といった具合に、障壁をクリアしやすくしていくことが有効です。我々は旅行動画等がコストパフォーマンスが良い施策だと考えております。
共有してもらうには?
現代社会において、共有されるかというのは、非常に重要なファクターとなっています。一方で、自治体から発信された情報はどのくらい共有されているでしょうか?
実際は、かなり厳しい数字が思い浮かんだのではないでしょうか?
理由は単純で、
・共有に適した状態になっていない
・共有してもらう仕掛けがない
・共有をお願いしていない
これらであるケースが大半です。
共有には適した状態があります。
一つのページや投稿に必要な情報がコンパクトにまとまっており、メリットや意図はなんなのかが一目でわかる事です。
共有してもらう仕掛けとは、何故共有するべきなのか理由を作る事です。共有しない理由に「他の人に迷惑がかかる共有はしたくない」等があります。必要ではない人に情報を押し付けるのは迷惑だという認識が重要です。
この情報は、「このような理由で共有してもらえる」という仮説を持って試行錯誤する事が重要です。
共有をお願いしていますか?
当たり前ですが、お願いをしていないとなかなか共有は発生しません。実際に、Youtube等でチャンネル登録等を依頼しているのを聞いたことがあるかと思いますが、効果がある事が分かっているから行われています。そういった地道な工夫も必要となります。

サービス






メッセージ
魅力ある自治体が、広報施策で困っている姿を見て、効果があり安価で実施できるご支援を行いたくサービスを実施しています。日本各地の自治体が元気になっていく、そこに配信者やクリエイターが関わることが出来れば、嬉しいと考えております。どんなお困り事でも構いません。
メンバーには、経営コンサルタントとして企業のマーケティングに携わっていたものもおります。新規事業の専門家として活躍しているものもおります。どんなお悩みに対しても、真摯に向き合い何かしら貢献できればと考えております。